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教育の機会均等

教育の機会均等は、根強い貧困から脱出する最適な手段であり、脱出した後もその効果が持続し続ける可能性が高いということが証明されています。ある調査によれば、学校に通う年数が多くなるに従って、所得が10%ずつ増えていきます。これは男女共に共通で、その上昇率は発展途上国のほうがより大きいです。

しかし、発展途上国で、学費が無料というところはめったにありません。学生は、自分で交通費、制服代、教科書、 文房具代などを支払わなければなりません。これらの基本的な必要経費を支払うことができない子供は、学校に通うことができません。生活を維持することで精 いっぱいという家族は、子供の学費まで手が回りません。

現在、世界中の子供たちの3人のうちの1人は、教室に一歩も足を踏み入れたことがないという状態です。インドでは、中等教育を修了している人は、人口のわずか6% ~8%にすぎません。

ETWは、学校に行きたい人全てが学校に通えるよう、この20年間、最善を尽くして支援してきました。ごく最近の活動としては、極度の貧困状態にある農村で、成績優秀であるにもかかわらず経済的困窮のため就学できない子供たち10万人を支援し始めました。さらに、ETWは、インド全域でアンマによって運営されている成績優秀なアムリタ・ヴィディヤーラム学校の生徒75名から100名に対して授業料の全額免除を実施しています。

また、女性が職業訓練学校に通うことにも援助の手を差し伸べています。

世界の貧困層の70%で、女性が一家の大黒柱となって家計を支えている中、ETWは成人教育にも積極的な投資を行い、貧困ラインよりも下回って生活する10万人の女性に職業訓練と初期資本を提供する計画がはじまりました。調査では、学校に通えなかったために仕事に就くことができなかった大人が、職業訓練学校に通うことで効率的に仕事を得ることができることを明らかにしています。

危機的状況にある農家の子供たちに対する奨学金を10万人に
職業訓練センター
聴覚・視覚障害者の学校
ケーララ州の先住民への支援
先住民のへのプログラム

 

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Universal education has proven to be the most effective means of eliminating endemic poverty, and on an individual level has been shown to be the most sustainable escape from poverty’s clutches.

We believe its never too late to learn, and for the past 20 years ETW has worked to help ensure that everyone who wants to learn has an opportunity to do so.

Most recently, ETW launched an initiative to identify and sponsor 100,000 talented but economically strapped children belonging to desperately impoverished agricultural communities.

Experts say that at least 160,000 farmers have committed suicide in India since 1997.

In 2007, 45 Indian farmers took their own lives every day. The families left behind are burdened with staggering debts and no means to repay them.

Through Vidyamritam (Nectar of Love), ETW is working to provide scholarships to 100,000 children of farmers living below the poverty line.

Since the project was launched in September 2007, 32,000 students from the states of Maharashtra, Andhra Pradesh, Karnataka and Kerala have been enrolled in the program.

Many of the beneficiaries are children who have already lost one or both parents to suicide. The children (ages 10 to 15) receive a quarterly stipend until they complete their education.

Beyond this, Embracing the World offers 75-l00 scholarships to each of the 53 highly competitive Amrita Vidyalayam schools run by the Mata Amritanandamayi Math throughout India.

Research has shown that every year of school increases an individual’s wages by 10 percent. This is true for both women and men, and the gains are even greater in developing countries.

Recognizing the need for specialized education, ETW runs a school specifically for hearing-impaired children in Trissur, Kerala.

More than 120 children attend the boarding school, where they are also encouraged in dance and art.

Since 1989, ETW has run an Industrial Training Center, providing vocational training in 10 trades for 500 teenagers at a time.

One out of three children worldwide never sets foot in a classroom. In India, only 6 – 8% of the population completes their secondary education.

Given that a majority of women bear the responsibility of primary caretaker while they also represent 70 percent of the world’s poor, Embracing the World is also investing in adult education.

In 2008, Embracing the World’s project in Sivakasi, Tamil Nadu won the UNESCO / NLM national award for being the most effective and efficient government-sponsored adult education project in India.

ETW also aims to build 50 primary schools for Kerala’s tribal population.

 

 

危機的状況にある農家の子供たち10万人に奨学金を

インドの労働者のうち50%が農業従事者です。しかし、インドのGDPにおける農業の割合はわずか17%に過ぎません。この数字は悲惨な事態を予感させますが、事実その通りです。

昨今インドでは、借金と収穫不作のために負債を抱えた農業者の自殺が、伝染病のように広がってきています。専門家は、1997年以降、少なくとも16万人の農民が自殺したと述べています。2006年、マハラシュトラ州のヴィンダルバ地域の農村だけでも自殺者が1044人に及んだことが報告されています。 8時間毎に1人が亡くなっていることになります。そして、2007年には、毎日45人の農業従事者が自殺しているのです。

2007年3月、マハラシュトラ州知事のヴィラスラオ?デシムク氏との議論の後、アンマはこの問題に対処する大がかりな計画を発表しました。

ETWは、農民たちの自殺を防ぐための唯一の処置は、彼らの次の世代が、自分たちと同じような経済的貧窮を経験しなくてすむことであるとし、この計画が長期的なものであることを示唆しました。

膨大な負債を抱えた何千もの農家の子供たちは、とても学校に通うことはできません。ヴィダラムリタ(愛の甘露の意)を通して、ETWは、農家の貧困レベルを下回って生きる子供たち10万人が奨学金を受給できるよう取り組んでいます。このプロジェクトが2007年9月に開始されてから、マハラシュトラ州、アンドラ・プラデシュ州、カルナタカ州、ケーララ州の3万2000人の生徒たちがプログラムに登録されました。

奨学金の受給者の多くは、片方の親か、あるいは両親を自殺で失った子供たちです。彼ら(年齢10~15歳)の教育が完了するまで、四半期毎に、奨学金が支給されます。

ETWのボランティアたちは、定期的にその家を訪ねて、子供が教育を受け続けているか、奨学金が授業料や勉強に必要なものに使用されているかどうかを確認しています。

報告によればインドの農家は、300USドル程度の小さ な負債のために自殺しています。奨学金は、経済的に重荷を背負った状態の両親の心配を払拭し、子供たちが学校に通えるよう助けます。そのような家庭の子供 たちが適切な教育を受けると将来に展望が開けて、その一家が収入源を農業だけに依存することから解き放たれます。

このプロジェクトの延長として、ETWは、自分が持っている権限の価値と自立意識を植えつけるために、奨学生にキャンプセミナーとプログラムを実施しています。このプログラムは、09年9月26日に、ケーララ州・アムリタプーリの本部で2万5000人の奨学生を集めて行われました。

またETWでは、ヴィディヤムリタム奨学金制度をケニアのナイロビでも実施しています。

 

職業訓練センター

我々の教育プロジェクトは、新しい選択と機会をインドの貧困農家に提供するだけではありません。1989年から、ETWは職業訓練センターを運営し、10種類の職業訓練を500人のティーンエイジャーに提供しました。

このセンターは若者の自立を確立するように努力していきます。彼らに自立の意識を与え、彼らが広範囲にわたる労働条件から自分に有利なものを選択できるようになるか、自営業者になるよう導きます。このセンターの学生は80%以上が卒業し、雇用主に高く評価されています。

2004年にスマトラ沖から派生した津波災害のあと、ITC(職業訓練センター)は、地方の数百の若者たちが生活を立て直すことができるように、門戸を開いてきました。

 

聴覚・視覚障害者達の学校

インドでは、障害を持っている人たちは、たいへん邪険に扱われています。家族が障害のある子供を持つことで直面する社会的な軋轢は大変なものです。聴覚障害をもつ多くの若者が家族から捨てられ、社会からも遮断されて、専門の特殊教育を受けるチャンスを逃しています。

障害を持つ子どもたちのための専門教育の必要性から、ETWはケーララ州のトゥリシュールで聴覚?視覚障害を持つ子供たちの学校「アムリタ聴覚?視覚障害者学校」を運営しています。

ここは、子供たちの言語能力を高めるのに科学的根拠に基づいて教育するという、ケーララ州ではきわめてまれな学校のひとつです。

ETWは、1996年 からあった学校を引き継いで、そこに新しい施設を建設し、聴覚・視覚障害者のための専門教育を修了した教師をお迎えしました。指導方針は障害者の子供たち を孤立させず、他の子供たちと交流することで、一般人と変わらない生活ができるようになることを目標としています。生きがいのある普通の生活です。

学校は全寮制で、在籍する120人以上の子供たちは一緒に生活し、そこで、ダンスなどの芸術も学びます。少人数教育で、1クラス6人から8人、多種多様な学習を実践しています。

適切な指示や注意に加えて、配慮と愛を与え、早いうちから訓練するならば、聴覚障害を持つ子供たちは最高で70%まで回復します。さらに、子供たちは高校卒業試験に100%の確率で合格しますので、雇用される際にも大変有利です。

 

ケーララ州の先住民への支援

インドの貧困層にいる人は部族民か、先住民です。彼らがインド人口のおよそ8%を占めるといわれています。しかしながら、指定部族民の40%はそこから除外されています。彼らの中で読み書きができるのは、一般の人たちの識字率と比較して半分以下です。中でも女性の識字率は低く、わずか4分の1にすぎません。

そんな南インドの最低レベル以下の教育程度しかない原住民に、教育の場を提供するのはある種の挑戦です。ETWは、この挑戦を、政府の成人教育補助金プログラム(JSS)と協力して行っています。

JSSは、インドの成人教育分野で活動しているNGOに助成金を出す一方で、ユネスコの全国読み書き能力派遣団(NLM)の推薦により政府補助金を支給されています。

2008年、タミルナドゥ州シヴァカシで活動しているETWのプロジェクトの成果が認められて、タミルナドゥ州はインドにおいて最も効果的で効率的なJSSプロジェクトであるという評価を得て、ユネスコ/NLM国家賞を受賞しました。

 

JSS資金援助で、ETWはイドゥッキ、ケーララ、シヴァカシ、タミルナドゥといった地域で活動していますが、その対象は最も貧しい種族のコミュニティの人々です。彼らに読み書きと職業訓練を実施しています。

職業訓練では、ロウソク製造からコンピューターサイエンスまで幅広い分野の仕事を教えています。職業コースは100以上用意されており、それぞれ専門的な訓練を提供しています。

またETWは、参加者が彼ら自身のコミュニティでボランティア活動に参加して、自分たちが身に付けた知識や技術を後輩たちに教えることを奨励しています。たとえば、ETWのユニフォームを縫製するプログラムに参加している人は、一番最初に作ったユニフォームを、ユニフォームを買う余裕のない子供にプレゼントしたり、あるいは、習得した読み書きを隣人や友人、家族などに教えたりします。

また、参加者はETWの自殺-予防策プログラムで、ボランティア活動も行っています。彼らはETWのボランティアのサポートによる訓練プログラムを終了したあとに、カウンセラーとして、自分で村人の家を一軒一軒を訪ね、特にケーララ州で現在増加している自殺とドラッグに個人で奮闘する人たちと対話して、彼らを助けるよう活動しています。

さらに、ケーララ州の先住民のために、小学校を50校開校する計画を推進しています。そのうちの10校はすでに完成し、運営されています。

そのほか、彼らが暮らしてきた森を再生するプロジェクトも推進されています。伝統的な生活に少しでも近づけるよ うに、植林を重視し、これ以上環境破壊が進まないよう環境保護を促進しています。彼らが行ってきた農業のモデルとなるような農場を新たに作ることも計画し ています。

 

先住民へのプログラム

このプロジェクトの主要な目的のひとつは、部族の人々が自分たちの公立学校をケーララ州に建設できるよう、公的な力を与えることです。ETWは、これらの学校を建設する土地をケーララ州のパラカッド地域に10カ 所確保し、すでに3つの学校の建設を終えています。また、成人が職業訓練を受けられるよう、訓練所を設ける計画も立てられています。ある調査によると、学 校に通うことができず、読み書き能力等がないことを理由に働く機会がなかった大人が、職業訓練学校に通うことによって、仕事に就ける機会が増えることがわ かっています。

たとえば、エイムズ総合病院は、カルペッタ地域で、アムリタ・クリパ病院の移動式クリニックを援助するためのプログラムを手伝えるよう、部族の人々に職業訓練を受けてもらいました。その結果、150人がその仕事ができるようになっています。

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